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2010年05月25日
女性の意識を変えた鴨居羊子の「前衛下着道」に迫る回顧展
下着のデザインをはじめ、絵画やエッセーなども手がけた鴨居羊子(1925〜91年)の回顧展「前衛下着道―鴨居羊子とその時代」が、川崎市岡本太郎美術館(同市多摩区)で開かれている。鴨居がデザインした下着のほか、制作した絵画や映像作品などを通じ、鴨居の全貌(ぜんぼう)に迫っている。
鴨居は大阪府出身で、55年に新聞記者から下着デザイナーに転身した。当時、下着といえば白いメリヤスのものばかり。その時代にカラフルなナイロンの下着を発表し、物議をかもした。
会場には、鴨居がデザインした作品がモニュメント風に展示されている。黒やオレンジ、黄色などさまざまな色の薄く透ける生地で作られた下着は、今見ても魅力的だ。
鴨居は、下着を発表した個展の案内状に「下着は白色にかぎる―ときめこんだり(中略)とかく清教徒的な見方が今までの下着を支配してきたようです(略)」(同展図録より)と記している。白が常識だった時代に登場した美しい下着は、それを手にした女性の意識を変えるための、一つのツールでもあった。
多才だった鴨居は多くの創作分野で活動し、作品を残した。今展に並ぶ約80点の絵画は、今も根強い人気がある。繰り返し描いたモチーフは、ひつぎに入って目を閉じる少女や、犬と猫、天使など。それらの絵からは、金色に染めた髪で新しい下着をデザインした、「とんがった」イメージとは違う鴨居の一面が浮かび上がる。
また展覧会では、鴨居が岡本太郎に送った手紙や、親交のあった司馬遼太郎らの資料、写真家・細江英公らが撮影した写真なども展示されている。
7月4日まで。一般800円。月曜休館。問い合わせは同美術館電話044(900)9898。
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| 川崎市
2010年05月24日
麻溝台地区の”開拓の歴史”出版を報告記念会を開催
住宅地として、市内外からの多くの転入者が暮らす相模原市南区の麻溝台地区。敗戦後の同地区開拓の歴史を後世に残そうと編纂(へんさん)された記念誌「麻溝台地区の生い立ち」の出版を受け、開拓世代ら関係者約50人を集めた記念会が23日、同区麻溝台の麻溝台自治会館で開かれた。
記念誌は開拓者の子孫らでつくる麻溝台地区郷土史編纂委員会(杉本武夫代表)が4月に出版。敗戦後、旧満州(中国東北部)からの引き揚げ者らが、同地区の旧陸軍士官学校練兵場跡地で満足な家や水もない中、開拓に汗を流す姿が描かれている。
1946年に同地区に21歳で入植したという永井信喜さん(85)は「よく調べてまとめてくれた。若い世代の人にも読んでもらいたい」と出版を喜んでいた。
編纂委員会の深沢徹神奈川大教授(57)は「戦争は勝っても負けても『生活破壊』を引き起こす。戦争によってどういう悲惨なことが起きるかを知ってほしい」と訴えている。
記念誌はA5判230ページ。非売品だが、市内の4市立図書館で閲覧可能。市内の小中学校、図書館にも寄贈する予定。
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| 相模原市
2010年05月23日
小田原城天守閣復興の半世紀たどる再建やウメ子の写真など70点展示
小田原城天守閣復興50周年を記念した特別展「写真で綴(つづ)る復興50年の歩み」が、天守閣中4階で開かれている。写真パネルを中心とした約70点で、再建から現在に至る半世紀の移り変わりをたどっている。6月13日まで。
小田原城天守閣は1960(昭和35)年5月15日の再建完工から、今年で50周年を迎えた。
特別展は、この半世紀の歩みを紹介する内容で(1)天守閣復興(2)常盤木門(ときわぎもん)再建(3)銅門(あかがねもん)復元(3)馬出門(うまだしもん)復元(4)本丸広場(5)ウメ子と天守閣―の各コーナーに分類されている。
まずは、天守閣復興へ進められた「瓦1枚運動」から足場丸太を組んで進む建築中の様子、高所での瓦取り付け作業などを経て完成までの過程を紹介。常盤木門、銅門、馬出門の再建・復元と、時系列で現在までの50年を写真で追っている。
完成後の本丸広場で催されたお城まつりや大名行列のにぎわいのほか、今は亡きアジアゾウ・ウメ子の若かりしころの姿もあり、郷愁を感じる特別展となっている。
瓦の実物や天守閣で開催された過去の展示会のポスター、小田原城に関するレコードも見ることができる。
午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。入館料は大人400円、小・中学生150円。問い合わせは市観光課電話0465(23)1373。
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| 小田原市
金沢区の瀬戸神社で居合道奉納演舞会子どもらが修練の成果披露
横浜市金沢区瀬戸の瀬戸神社境内で、恒例の居合道奉納演舞会が行われた。地元住民らを前に、日本居合道協会の会員や県内外の道場に通う子どもら約80人が日ごろの修練の成果を披露した。
紋付き袴姿の剣士が大きな掛け声とともに模擬刀を打ち合わせ、境内はぴんと張りつめた空気に包まれた。棒状に丸めた畳を真剣で切り落とす妙技も披露され、見物人からは感嘆の声と拍手が上がった。
けいこのためスウェーデンやフィンランドから来日中の同協会海外支部の会員14人も参加。スウェーデン支部長で、現地の少年らに居合道を教えるアグバック・マッティンさん(43)は「刀など日本の文化に興味があり、26年前に居合道を始めた。礼を重んじる居合道の”ココロ”に魅力を感じる」と話していた。
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| 横浜市
「かいよう」体験乗船や「しんかい2000」見学にぎわう海洋機構が施設公開
海洋や深海の観測研究や地球深部の探査などを行っている海洋研究開発機構(海洋機構)が22日、横須賀本部(横須賀市夏島町)の施設を一般公開した。海洋調査船「かいよう」の体験乗船など多数のイベントが行われた会場内は多くの家族連れらでにぎわった。
施設の一般公開は、海洋科学への関心を高めてもらおうと毎年開催しており、今回が37回目。今年は約5千人が来場した。
かいようの体験乗船は午前と午後の2回に分けて行われ、計380人が約1時間かけて猿島付近までの巡航を楽しんだ。1981年から2004年まで活躍した有人潜水調査船「しんかい2000」のコックピット見学会も盛況で、その姿をカメラで収める見学者も多数見られた。
このほか、深海調査研究船「かいれい」の船内公開や、深海生物写真展、無人探査機や地震計などが披露され、来場者の関心を集めていた。
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| 横須賀市
2010年05月22日
鎌倉の大町釈迦堂口遺跡を新たに国の史跡に県内の国指定史跡は累計で56件
国の文化審議会は21日、鎌倉市の「大町釈迦堂(しゃかどう)口遺跡」を新たに国の史跡に指定するよう川端達夫文部科学相に答申した。答申が認められれば、県内の国指定史跡は累計で56件、このうち鎌倉市内で31件を占める。
同遺跡は、名越ケ谷と呼ばれる谷戸(やと)の一角にあり、面積は約1万5千平方メートル。丘陵部には中世鎌倉特有の横穴式墳墓「やぐら」が64基あり、丘陵部を掘削して造成された平場には建物跡も確認されている。トンネル状に山肌をくりぬいた釈迦堂口切通もある。
鎌倉幕府初代執権・北条時政(1138〜1215)邸跡との説もあったが、2008年の市教育委員会の発掘調査で年代の違いが発覚。さらに、一般住居にはない柱の礎石や火葬跡なども確認された。やぐらの存在や、国の重要文化財(重文)にも指定されている「青磁の鉢」など高価な出土品からも、それなりの格式を持った未知の廃寺跡の可能性が考えられるという。
鎌倉市教育委員会は「やぐらと平場の遺構が一体で残る数少ない貴重な場所で、鎌倉の谷戸開発と祭祀(さいし)信仰の在り方を知る上で重要」としている。
◇
大町釈迦堂口遺跡以外の同審議会の主な答申内容は次の通り。
【特別名勝の新指定】平城宮東院庭園(奈良市)
【史跡の新指定】小峰城跡(福島県白河市)▽常陸国府跡(茨城県石岡市)▽長州藩下関前田台場跡(山口県下関市)▽阿波遍路道=鶴林寺道、太龍寺道、いわや道(徳島県阿南市、勝浦町)▽妙見山古墳(愛媛県今治市)▽熊本藩川尻米蔵跡=外城蔵跡、船着場跡(熊本市)▽小湊フワガネク遺跡(鹿児島県奄美市)
【名勝の新指定】和歌の浦(和歌山市)▽円月島(和歌山県白浜町)
【天然記念物の新指定】大室山(静岡県伊東市)▽多度のイヌナシ自生地(三重県桑名市)▽ヤクシマカワゴロモ生育地(鹿児島県屋久島町)
【登録記念物の新登録】小川氏庭園(鳥取県倉吉市)▽賀来飛霞標本(宮崎市)
【重要文化的景観の新選定】高島市針江・霜降の水辺景観(滋賀県高島市)▽田染荘小崎の農村景観(大分県豊後高田市)
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| 鎌倉市
幕末〜明治前期の東本願寺法主が嫁ぐ娘にあてた手紙発見横浜人形の家で公開
幕末から明治前期に京都・東本願寺の第21代法主を務めた大谷光勝(こうしょう)(1817〜1894年)が、明治維新を主導した公家岩倉具視の子に嫁ぐ娘にあてた手紙が横浜市内で見つかった。光勝が娘に託した市松人形とともに、横浜市中区の「横浜人形の家」で22日から公開される。30日まで。
東本願寺などによると、光勝の手紙は岩倉具視の三男具経(ともつね)に嫁いだ六女梭子(おさこ)にしたためたもの。「天朝の御恩(ごおん)の程難有(ありがたく)存し奉(たてまつ)り政令(政府が定める命令)にそむく間敷(まじき)事」など5カ条が記され、激動の時代を経験した光勝が宮中や明治政府への配慮をにじませている。
具経と梭子の長女の孫にあたる横浜市泉区緑園の中嶋信光さん(74)がこのほど、仏壇にあった手紙を見つけた。中嶋家に伝わる由来によると、光勝から梭子には手紙とともに市松人形「御小姓(おんこしょう)人形」(高さ35センチ)が渡された。その後、長女が嫁いだ中嶋家の家宝となったという。
中嶋さんによると、人形は江戸後期の作で、伏見宮から嫁入りした光勝の妻が持参した。太平洋戦争時の空襲では顔に傷が付いた程度で着替えの着物とともに焼失を免れた。1986年に人形の家に寄贈された。
2006年の改装後は公開されていなかったが、今回見つかった手紙も人形の家に寄贈される運びとなったことから、手紙の写しとともに展示されることになった。中嶋さんは「手紙を通じて人形がたどった数寄な歴史を伝えたい」。学芸員の伊井さえこさん(34)は「人形を今に伝えてきた人たちの思い感じてほしい」と話している。
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| 横浜市
横浜大空襲の悲惨さ伝える脚本家小山内さんらが「平和のための戦争展」
1945年5月29日の横浜大空襲の悲惨さを伝える「平和のための戦争展」が21日、横浜市神奈川区鶴屋町のかながわ県民センターで始まった。同市鶴見区出身で自身も空襲を体験した脚本家の小山内美江子さんが、平和の尊さを訴えようと実行委員長になって毎年開催しており、ことしで15回目を迎えた。入場無料。
会場には、2570トンの焼夷(しょうい)弾が落とされて壊滅した桜木町駅周辺の写真パネルや、焼け焦げた懐中時計、溶けたガラス瓶などを展示し、大空襲の壮絶さを伝えている。
また、同市港北区の慶応大学日吉キャンパス内に残された旧海軍の地下壕(ごう)など、市内の戦争遺跡も紹介。このほか、77年に市内で起きた米軍機墜落事故や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を再現したジオラマなどを通し、基地被害の解決を訴えるコーナーも設けられ、現代の平和問題も呼びかけている。
同市南区から訪れていた主婦(70)は「空襲の時、目の前で焼夷弾が落とされて逃げたのを今でも覚えている。戦争の時は悲惨だった。そのことを伝えるため、こういった展示を多くしてほしい」と話していた。
29日には特別企画として、疎開問題研究会のゆりはじめ代表の講演などが行われる。展示は23日まで。開場時間は午前10時〜午後7時(23日は午後6時まで)。問い合わせは、実行委員会事務局電話045(241)0005。
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| 横浜市
美しいまちなみ優秀賞に「中区山手地区」国交省が発表
国土交通省は21日、優れた景観の形成、保全に取り組む地域を対象にした「2010年度都市景観大賞 美しいまちなみ優秀賞」に横浜市の「中区山手地区」=写真=が受賞したと発表した。市内地域の同賞の受賞は緑園都市(泉区)に続き2例目。
同賞は2001年度にスタート、良好な景観は国民の財産という観点から、積極に景観形成に取り組んでいる地域を対象に表彰している。主催は「都市景観の日」実行委員会。
中区山手地区は、業務・商業地域の関内地区に隣接する緑豊かな丘に広がる住宅地で、外国人墓地や西洋館などが立ち並ぶエキゾチックな街並みで知られる。街中を走る山手本通りは「日本の道100選」にもなっており、文教地区も形成している。
学校跡地のマンション建設問題を契機に景観を守る住民組織が発足し、街並み保全のためのパトロールなどに取り組んでいる。実行委の診査講評では「ハード事業とソフト事業を合わせ地区資源を生かした長年にわたる取り組みが評価できる」としている。
同優秀賞にはこのほか、南木曽町妻籠地区(長野県)など3カ所が選ばれた。
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| 横浜市
木彫りで野鳥の生き生きとバードカービング作品展始まる
野鳥の木彫り「バードカービング」の作品展が20日、鎌倉市小町のギャラリー「やまご」で始まった。愛好者でつくる「ヤマセミの会」(高野慎太郎会長)の会員15人が、約100種の鳥、計200体を出展している。25日まで。
同会は、教養センター(同市笛田)のバードカービング講座を受講した市民らで結成された。ことしが活動10年の節目で、これまでの成果を見てもらおうと作品展を企画した。過去に会員が個展を開くことはあったが、会としての作品展は初めてという。
作品製作に当たり、会員らはバードウオッチングで野鳥の気に入ったしぐさなどを観察。撮影した写真や図鑑などを参考に、ナイフや彫刻刀で木材を削り込んでいく。設計から加工、彩色、台座作りまで、一つの作品を作るのに平均で2カ月ほどかかるという。
会場には、カワセミやタカ、トビ、フクロウ、スズメ、ガン、カモなど、多種多様な鳥類がずらりと並べられた。今にも動きだしそうな精巧な作りと鮮やかな色合いに、来場者が見とれていた。
午前10時から午後6時まで。入場無料。
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| 鎌倉市
今年のアユは理想的…相模川で試し釣り
6月1日のアユ漁解禁を前に、相模川の6漁協でつくる相模川漁業協同組合連合会(鈴木勇会長)は20日、厚木と海老名の市境を流れる相模川でアユの試し釣りを行った。今年は「型がよく、数も上々」の手応えという。
試し釣りは、三川合流点付近から小田急鉄橋付近までの約300メートルで行われ、「ころがし釣り」で体長8〜20センチの約100匹を釣り上げた。
「昨年同様、遡上(そじょう)もよく、大きさも大中小入り交じった理想的な状態。今年も多くの皆さんに楽しんでもらえる」と同漁連。ことし3月からこれまで約300万匹を相模川や中津川に放流したという。アユ漁は解禁後、10月14日まで楽しめる。
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| 厚木市
風船爆弾や細菌兵器の資料に驚き…中学生が登戸資料館見学
戦争や平和について考えようと、川崎市麻生区の市立はるひ野中学校の2年生約55人が20日、旧日本軍の研究施設を戦争遺跡として残した、同市多摩区の明治大学生田キャンパス内にある「登戸資料館」を見学した。授業の一環として、小中高生が団体見学するのは先月の一般公開後、初めて。同大学非常勤講師の渡辺賢二さん(67)のガイドの下、資料を見て回った生徒たちからは驚きの声などが上がった。
同資料館は旧日本軍の記録や戦争の歴史を後世に伝えようと、渡辺さんが市民や高校生らと20年以上かけて聞き込みや資料集めを行い完成させた。館内には、戦争末期に放たれたとされる風船爆弾の模型や、中国経済をかく乱するために製造された偽札など約800点が展示されている。
はるひ野中は授業で平和学習を行っており、戦争を知らない世代にも問題意識を持ってもらいたいと、見学を企画した。
最初は緊張した面持ちの生徒たちだったが、徐々に真剣な表情でメモを取るなど熱心に見て回った。風船爆弾の原料にコンニャクが使用されていたことや、牛の菌を使った細菌兵器が開発されていたことが伝えられると、どよめきが起こった。
資料館は小中高生の見学を受け付けている。問い合わせは、資料館電話044(934)7993。
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| 川崎市
2010年05月20日
ヨチヨチ歩きでお散歩…カルガモ家族愛らしく
ヨチヨチ歩きで“散歩”を楽しむカルガモのヒナ−。
「白幡池公園」(横浜市神奈川区)の池で愛らしい姿を見せるカルガモのヒナ。泳いでいるときも、池のほとりに上がっているときも親ガモのそばを離れない。
「今年は9羽かえったけど、もう1羽いなくなった。カラスに狙われるからね」と釣り人。散歩に訪れる人たちも、ヒナのかわいい姿に目を細め、アマチュアカメラマンはしきりにシャッターを切っていた。
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| 横浜市
ごみDE71大作戦で街頭キャンペーン分別戦隊シゲンジャー銀河も登場
相模原市は18日から20日まで、市内の主要駅周辺で「相模原ごみDE71(でない)大作戦」駅頭キャンペーンを実施している。71万人市民の力を結集し、ごみ減量化・資源化への意識を高め、1人1日当たり100グラムの家庭ごみの減量を目指している。
18日に小田急線相模大野駅周辺で開かれたキャンペーンでは、「ごみコンシェルジュサービス」のコーナーを設置。「なぜプラスチック製品がプラスチック製容器包装と同じ日にごみとして出せないのか」など、買い物客らのごみ減量に関する疑問や相談に応じた。
また、相模原市の資源分別のキャラクター「分別戦隊シゲンジャー銀河」も登場し、子どもたちや家族連れにごみ減量の大切さをアピールした。
相模原市資源循環推進課によると、市民1人1日当たりの家庭ごみ排出量は572グラムで、横浜市の460グラムなど近隣の50万人以上の市と比較すると多いという。
そこで、相模原市は、「相模原ごみDE71大作戦」と銘打ち、ごみの減量化・資源化の取り組みを進めている。
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| 相模原市
鷹を連れて徳川家康の「御鷹狩り行列」放鷹も22日に中原街道時代まつり
地域の伝統文化に親しむ「中原街道時代まつり」が22日、川崎市中原区等々力の市民ミュージアム周辺で行われる。目玉イベントの徳川家康の「御鷹(たか)狩り行列」は、衣装など当時の様子を忠実に再現しており、鷹を連れた形での行列は全国初という。まつりでは、放鷹(ほうよう)や、おいらん道中なども行われる。同まつり実行委員会主催で神奈川新聞社など後援。10回目。
中原地区は、徳川将軍家の鷹狩り道中の休憩・宿泊所として発展し、「小杉陣屋町」「小杉御殿町」の地名が残っており、近くで鷹狩りも行われたという。
御鷹狩り行列では、家康に扮(ふん)した阿部孝夫市長や地元の中学生らが参加し、総勢50人程度の隊列を組む。放鷹では、徳川将軍家に仕えたという諏訪流の17代鷹師・田籠(たごもり)善次郎さん(63)ら数人の鷹匠(じょう)が妙技を披露する。行列は午前10時半から、放鷹は正午から。
田籠さんは「時代絵巻のような雰囲気はなかなか再現できないので、私も楽しみにしている。放鷹では、タカの動きに注目してほしい」と話している。
まつりに合わせて、21日には中原市民館で特別歴史講演会も行われる。法政大名誉教授の村上直さんが「徳川氏の関東入国と小杉御殿」、同大大学院教授の根崎光男さんが「将軍の鷹狩りと人々の生活」と題して講演する。午後5時半〜同8時。
まつり、講演会とも無料。問い合わせは、同まつり実行委員会電話044(711)5770。
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| 川崎市
2010年05月19日
丸太の森でムラサキの花が見ごろ根が紫色の染料や薬に
南足柄市広町の足柄森林公園丸太の森でムラサキの花が見ごろを迎えている。名前はムラサキだが、花は白でアリほどの大きさだ。昔は根が紫色の染料や薬として使われたという。
23日に開催される全国植樹祭を記念し、公園内に万葉集に登場する植物を植えている万葉ボランティアグループが昨年秋に種をまいた。今月初旬に花を咲かせ、見ごろは6月いっぱいという。
グループ代表の箭子(やご)清さん(95)は同公園の元園長。「皇室に縁のあるムラサキの花を、園を訪れる人に楽しんでもらいたい」とかくしゃくと話していた。
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| 南足柄市
ウィンブルドンクラブ会長が初来日し国内テニス発祥の地で交流
テニスの4大国際大会の1つ、イギリスのウィンブルドン選手権を運営する「全英ローンテニスクラブ・ウィンブルドン」のティム・フィリップス会長(67)とクラブ会員が18日、日本のテニス発祥の地である横浜市中区の山手公園を訪問した。日本最古の会員制テニスクラブ「横浜インターナショナル・テニス・コミュニティ(YITC)」のメンバーと親善試合を行うなどして交流した。
YITCによると、フィリップス会長と会員の計15人は、テニスを通じて日英の国際交流を促進しようと初来日。三渓園を訪ねた後、山手公園内の横浜山手テニス発祥記念館を見学し、日本最古のテニスウェアやラケットなどの展示品を鑑賞した。松沢成文知事も歓迎し、バーベキューパーティーでも交流を深めた。
山手公園は1870(明治3)年、国内初の洋式公園として造られた。ウィンブルドンでテニス競技が始まった翌年の1876年には、同園でイギリス人貿易商の妻らが日本で初めてテニスを行ったとされる。
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| 横浜市
川崎発祥「長十郎梨」紹介で紙芝居地元小学校で授業
地元発祥の長十郎梨について学ぼうと、川崎市川崎区の市立東大島小学校で17日、市内で郷土おこしに取り組む市民団体「多摩川クラブ」のメンバーを講師に招いた授業が行われた。クラブ代表の俳優中本賢さんが長十郎梨を紹介する手製の紙芝居を披露し、参加した4年生約60人は真剣な表情で見入っていた。
長十郎梨は、1893年に同区大師河原で”誕生”した。病気に強く多くの実を付けることから、一時は広く全国で栽培された。しかし、現在市内にある生産樹木は、多摩区のナシ園1軒のわずか26本だけで、その名を知らない子どもが増えているという。
同校では、2008年から長十郎梨を通じた学習を始めており、多摩川クラブの協力を得て、今年4月には新しい苗木を植樹した。
中本さんは紙芝居を使って川崎の歴史を振り返りながら、長十郎梨が誕生した当時の時代背景や由来を紹介。土地が稲作に適さず、苦肉の策としてナシ栽培が始まったことが伝えられると、子どもたちからは驚きの声が上がった。
武内良介さん(9)は「長十郎梨は水分があって甘みもあるので好き。昔どんな風に品種が開発されたのか、もっと調べてみたい」と話した。
4年生は、苗木の育成や収穫を体験するなど年間を通じて学習するという。
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| 川崎市
2010年05月17日
わんぱく相撲三浦場所が開催115人の子ども力士が熱戦
三浦市内の小学生が力と技を競う「第13回わんぱく相撲三浦場所」が16日、同市初声町下宮田の若宮相撲場で開かれた。詰め掛けた観衆が大声援を送る中、115人の子ども力士が熱戦を繰り広げた。三浦青年会議所、市相撲連盟、市教育委員会でつくる実行委員会の主催。
1〜6年生の学年別個人戦と、低・高学年に分かれて3人チームで編成した団体戦でトーナメント戦を実施。まわし姿もかわいらしい子供たちが、激しいぶつかり合いや豪快な投げ技を繰り出すなど迫力ある勝負を見せた。
個人戦4〜6年生の部の優勝者らが、8月1日に東京・両国国技館で開かれる全国大会に三浦市代表として出場する。
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| 三浦市
2010年05月16日
地元の史跡守ろうと地域一丸で清掃活動
地域一丸となり地元の遺産を守っていこうと、鎌倉と逗子市境にある国指定史跡「和賀江嶋」で16日、清掃活動が行われた。材木座自治連合協議会(村越正俊会長)の主催で、呼び掛けに応じた地元住民ら約300人が汗を流した。
和賀江嶋は現存する最古の築港遺跡で、材木座海岸の東端に位置する。鎌倉幕府が1232年に整備を進め、鎌倉の海の玄関口としての役割を果たした。
清掃活動は毎年5月、干満の差の大きい大潮の日を選んで取り組んでおり、今回が34回目。和賀江嶋が陸続きとなる干潮時に合わせて行われた。
積み上げた人工の岩場には、流れ着いたとみられる空き缶やペットボトルなどのごみが散乱。子どもたちはごみのほか、カニなどの海の生物を見つけてはしゃぐなど、地元の史跡との触れ合いを楽しんでいた。
posted by ちーず。 at 22:34
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| 鎌倉市