
芸術で町おこしに取り組んできた旧藤野町地区に「ふじのアート・ヴィレッジ」(相模原市緑区牧野)がオープンし、人気を集めている。9棟のコンテナ(約10平方メートル)内をギャラリーにし、旧藤野町地区を中心に活躍するアーティストの作品の展示、販売などを行っている。作者とコミュニケーションを楽しみながら、ものづくりの実演も見学できる。
出展しているのは、蚕から育てる藍(あい)染めに取り組む染色家ブライアン・ホワイトヘッドさん、身の回りの風景や思いをやさしく描く水彩画家松永悠一郎さん、ポップで自由な画風の画家山本能理雄さんら。旧藤野町に築窯した陶芸作家の陶磁器や、個性あふれるガラス工芸、牛革と帆布を使ったトートバッグ、寄せ植えなどもある。
運営委員会代表の桑原敏勝さん(58)は「ぜいたくではないけれど、作品に敬意を表せるようなギャラリーを目指した」と語る。
土日・祝日の午前11時〜午後5時。問い合わせは、運営委員会事務局中村賢一さん電話090(5564)6776。