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2010年05月02日

尊徳研究第一人者の佐々井父子の足跡紹介著書や機関誌など展示

報徳博物館
 二宮尊徳研究の第一人者として知られる故佐々井信太郎さんと、長男の故典比古さんの足跡を紹介する展示会「現代報徳をひらく―佐々井信太郎 典比古父子の歩み―」が、小田原市南町の報徳博物館で開かれている。31日まで。

 信太郎さんは1874年、兵庫県生まれ。神奈川県立第二中学校(現小田原高校)で教師をしていた1900年代初めに尊徳研究を本格化。県社会教育課長や、尊徳が実践した「報徳思想」の普及を目的にした大日本報徳社の副社長などを務め、71年8月、97歳で死去した。

 典比古さんは17年、現在の小田原市生まれ。信太郎さんの影響で尊徳研究の道に入った。副知事など県の要職をこなした後、70年代後半から研究を本格化。98年まで報徳博物館の初代館長、91年からは博物館を運営する報徳福運社理事長を務め、昨年3月、91歳で死去した。

 会場には、信太郎さんが研究家としての地位を固めた二宮尊徳全集全36巻や、尊徳の弟子の著作を現代語で紹介するため、典比古さんがそのほとんどをまとめた現代版報徳全書全10巻など約300点が並ぶ。

 さらに、報徳思想の実践方法などの普及を目的に52年に設立された一円融合会の月刊機関誌「かいびゃく」の創刊号(52年9月)から最終号(2000年11月)まで全577冊を展示している。同会の初代理事長は信太郎さん、第2代を典比古さんが務めた。

 6、7、10〜12、19、26日休館。午前9時〜午後5時(入場は同4時半まで)。大人200円、小学生から19歳まで100円。問い合わせは同館電話0465(23)1151。
posted by ちーず。 at 22:31 | TrackBack(0) | 小田原市

けがして保護された野生動物を紹介野毛山動物園でイベント

野毛山動物園
 大型連休でにぎわう横浜市西区の市立野毛山動物園で2日、けがをして保護された野生動物たちの現状を紹介するイベントが開かれた。

 動物園に持ち込まれた「傷病鳥獣」は常駐する獣医師4人が手当てをしている。2009年度は合計50種、300匹を保護した。多くは鳥類で、スズメやヒヨドリ、メジロなど270匹。30匹はホンドタヌキなどの哺乳(ほにゅう)類だった。

 例年4、5月ごろは幼鳥が飛ぶ練習を始める時期に当たり、けがをして飛べずに親とはぐれてしまう例が増える傾向がある。講師を務めた職員が、集まった親子連れに「きれいに羽根のけがが治り、飛べるようになってから自然に返しています」と説明していた。

 なかには近くに親がいるのに気づかずに幼鳥を拾ってしまう「誤認保護」も。動物園は「親鳥は近くに人がいると降りてこない。しばらく見守って、それでも親が現れなければ動物園に連絡を」と呼び掛けている。
posted by ちーず。 at 20:45 | TrackBack(0) | 横浜市

大型客船レジェンド・オブ・ザ・シーズが横浜港に初入港万博開催の上海へ

レジェンド・オブ・ザ・シーズ
 大型客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(7万トン)が2日午前、横浜港に初入港した。午後には日本人客約1500人を乗せ、万国博覧会が開催されている中国・上海を目指し8泊9日クルーズに向かった。

 船内にはロッククライミング壁面やミニゴルフ場、スパやプールをはじめ、大型の劇場や免税店、カジノなどを備えている。インヴァー・ヌッセン船長は「船内ではカジュアルな雰囲気を楽しんでほしい」と話した。

 米国のロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するバハマ船籍の客船で、1995年に就航。乗客が日本人で占めるのは今回が初めてという。

 親子3代の家族8人で乗船する横浜市泉区の会社員高橋司さん(37)は「初めて外国船に乗ろうと昨年秋から計画してきた。上海万博に行きたい」と話していた。

 10日と18日にも横浜港に寄港する予定。
posted by ちーず。 at 20:43 | TrackBack(0) | 横浜市

歴女もビックリ!威風堂々「厚紙の鎧」作品展開催中

麻溝台の市立相模原麻溝公園
 元県職員の吉本修一さん(69)=相模原市南区東林間=が厚紙で作った鎧(よろい)の作品展が、同区麻溝台の市立相模原麻溝公園内の管理事務所で開かれている。入場無料。3日まで。

 石こうを塗り、表面を工芸漆で仕上げた厚紙で作った鎧11領、兜(かぶと)6頭が飾られている。中でも目を引くのが、「赤糸威大鎧」を再現したもの。高さは約110センチで、4千枚以上の厚紙で表現している。制作には2年かかったという力作だ。このほか、直江兼続や伊達政宗のものとされる兜なども再現している。

 会場には歴史好きの女性「歴女(れきじょ)」も訪れ、竹中半兵衛が好きという女子美術大2年の中田ゆりえさん(19)は「紙でできているとは思えない。手が込んでいて迫力がある」と驚いていた。

 県立横浜南養護学校の校長を務め、定年後に本格的に鎧作りに打ち込んだ。将来は一番お気に入りの武将、武田信玄の鎧を作りたいと意気込む吉本さん。「鎧には時代ごとの美意識が反映されている」と来場を呼び掛けている。

 会場には自由にかぶれる兜もある。午前9時から午後4時まで。
posted by ちーず。 at 15:08 | TrackBack(0) | 相模原市

丸山城址公園がオープン芝生広場で親子連れ楽しむ

丸山城址公園
 中世の城があったされる伊勢原市下糟屋の丘陵地に建設が進められていた「丸山城址(じょうし)公園」が完成、1日オープンした。1998年の事業開始から、文化財調査や用地買収などで、12年がかりで完成となった。

 同公園は面積約2・4ヘクタールで、ひな段状の丘陵地帯に周囲の自然を残して整備した。上段部には直径70メートルの円形に近い多目的芝生広場やベンチ、屋根の付いた休憩施設、あずまやなどが配置され、下段部には幼児や児童の遊び場として滑り台や回転遊具などやトイレが設けられた。総事業費は約22億200万円。

 オープンした1日は、連休中で好天にも恵まれ、多くの親子連れが訪れていた。多目的芝生広場では、ボール遊びに興じる親子が歓声を上げていたほか、あずまやでは軽食や飲み物持参の子どもたちが笑顔で楽しんでいた。

 同公園は、区画整理事業予定地だったが、市の調査から堀、土塁などの城郭遺構が確認され、室町時代後半の陶器などが出土した。1998年に都市計画公園事業の認可を受け、06年から08年度にかけて遺構の確認調査を行った。結果、太田道灌の主君上杉定正に関連する城の可能性が考えられるとしている。城郭遺構は公園の下に保存されている。
posted by ちーず。 at 15:06 | TrackBack(0) | 伊勢原市

鎮座800年の杉山神社62年ぶり祝いの子供たちの稚児行列

杉山神社
 昨年9月に鎮座800年を迎えた横浜市南区宮元町の杉山神社で1日、子どもたちの「稚児行列」が行われた。特別な記念のときにだけ行われるこの行事は、現在の社殿が完成した1948年以来、62年ぶり。

 鮮やかな稚児衣装を着た3歳から小学校3年までの子どもたち70人は、父母らとしっかり手をつなぎ、杉山神社から蒔田駅南口商栄会、蒔田商店街、鎌倉街道をゆっくりと歩いた。

 子どもたちが手に持った「幸運の鈴」の音を聞くと、幸せになれるという言い伝えがあるという。商店街には、子どもたちのならす鈴の音が、しゃんしゃんとにぎやかに響いた。近くの住民たちも顔を出し、「元気ね」などと子どもたちに声を掛けた。

 神奈川区から参加した男児(5)は、「(着慣れない衣装)服は、少しきつかったけど、楽しかった」と満足げだった。
posted by ちーず。 at 15:04 | TrackBack(0) | 横浜市