
「竹灯ろうの夕べ」が29日夜、中井町井ノ口の厳島湿生公園で開かれる。富士山や天の川、オーロラなどをイメージし並べられた約3千個の灯籠(とうろう)が、ほのかな温かい光で約2ヘクタールの園内を彩る。
町民や町などによる実行委の主催で5回目。毎年、町内の竹や自然の大切さをPRしようと、池のほとりをホタルが飛ぶこの時期に合わせて行われている。後継者不足や高齢化で荒れた町内の竹林の再生を願い、灯籠の材料には間伐用に切り出した竹も使われる。昨年は約2千人が訪れたという。
点灯は午後6時から同8時半まで。30分前からの点灯作業を、来場者が手伝うこともできる。軽食などを販売する模擬店も出る。問い合わせは、町環境経済課電話0465(81)1115。