「次の内閣」閣僚が衆院選直前、民主党への追い風に背を向ける決断を下した。離党して無所属で神奈川4区(鎌倉市など)から出馬する方針を決めた浅尾慶一郎参院議員(45)。追随する民主の市町議も現れそうな上、テレビ出演が多く保守層にも人気があり自民系の支持が流れる可能性もある。自民、民主両党の公認候補が政権交代を巡り激突する構図が一変、4区の情勢は混とんとしてきた。
「浅尾さんが行動すればすぐに離党届を出すよ」
浅尾氏が離党を決めた23日、4区の「浅尾派」の民主市議の一人は明言した。
浅尾氏は小選挙区制が導入された96年衆院選4区に新進党公認で出馬(次点)。98年に参院選神奈川選挙区で当選後もくら替え出馬を目指し、4区を中心に活動。後援会組織を広げ、秘書らを地方議員に送り込むなど着実に地盤を築いていた。
立候補予定の民主新人、長島一由氏(42)は96年衆院選で争った因縁の相手だ。浅尾氏は昨年12月、長島氏の公認が決まった翌日に会見し「(候補者に)ふさわしくないという声もある。私はここ(4区)で出ると支援者に言っているから、出なければうそつきになる」と出馬に強い意欲をにじませていた。
浅尾氏はその後も「大義名分が必要」などと語り、逗子市に事務所を新設するなど出馬の構えを崩さない。4区内では民主の2人のポスターが並ぶ異常事態に。鳩山由紀夫代表らが長島氏の応援に入った際にも浅尾氏は姿を見せず、元秘書の逗子市議が長島氏を中傷するビラを配ったとして党を除籍されるなど対立は深まっていた。
小沢一郎代表代行からの8区くら替えの打診には23日中に結論を出すとしていた。長島氏は「小沢さんは返答を待っていると聞いている。メディアから情報が入るが直接聞いていないので」とコメントを避け、県連の笠浩史代表も「党本部から正式な連絡はなく、コメントしようがない」と語った。
一方、自民前職の林潤氏(36)は「有権者にとっては、自民、民主以外の選択肢が増え、良いことではないか。私個人の考えは話せません」と話した。
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2009年07月24日
衆院選 浅尾氏、民主離党へ 4区、情勢混とん 系列市町議も追随か
posted by ちーず。 at 12:07
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