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2009年07月27日

壺形埴輪の一部が出土

 県立小田原高校(小田原市城山)のグラウンドで実施されていた小田原城跡八幡山遺構群の発掘調査で、中世の小田原城の堀から古墳時代前期後半(4世紀中期〜後期)のものとみられる壺形(つぼがた)埴輪(はにわ)の一部が見つかった。古墳の存在をうかがわせる壺形埴輪の出土は西湘地域で初めてという。

 発掘調査は同校のグラウンド整備に伴い、県教育委員会がかながわ考古学財団(横浜市南区)に依頼し、6月1日から7月15日まで実施された。

 発掘現場は、八幡山丘陵の縁辺部にあたる。同丘陵は「八幡山古郭」といわれ、現在の同校辺りにあったとされる中世期の本丸を中心とした一帯を指す。

 壺形埴輪が見つかったのは同校グラウンドの南東の隅で、近世の絵図面に「本曲輪(くるわ)北堀」と描かれた地点。約350平方メートルの面積を発掘調査したところ、堀を埋めた土の中から口縁部の一部などが出土した。

 人物や馬などをかたどった埴輪より壺形埴輪は古く、儀礼などに使われたとみられている。堀が埋まる過程で入り込んだ可能性が高いという。このほか、幅27〜28メートルの本曲輪北堀の一部も見つかった。発掘現場は28日から埋め戻される。

 同財団によると、八幡山丘陵で古墳の存在は知られていないが、本曲輪北堀の背後に位置し、櫓(やぐら)台とされてきた「高台」と呼ばれる部分が古墳の可能性があるという。

 壺形埴輪の出土について、同財団は「古墳時代の西相模地域を考える上で貴重な発見だ」と評価している。
posted by ちーず。 at 22:00 | TrackBack(0) | 小田原市
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