
計画地は北仲通北地区の一画(約6千平方メートル)で、不動産開発・賃貸の森ビル所有地。不動産市況の低迷を受け再開発の着工を先送りしている。空き地や駐車場などにしておくより「地域のにぎわいを生み出す」(森ビル広報部)ために集客力の高い施設を設けることにした。契約期間は3年だが、着工が決まれば途中解約もあるという。
縦30メートル、横16メートルのコートを3面設ける。7〜8人制サッカーやテニス、ラクロスなどにも使えるようにする。更衣室やシャワー室などを備えたクラブハウスのほか、カフェやビアガーデンも併設。「キャプテン翼」の作者高橋陽一氏と協力し、関連グッズなども展示する。
多目的イベントスペースも設け、サッカー中継を放映するパブリックビューイングの実施も検討している。
施設を運営する出版社「フロムワン」(東京都中央区八丁堀)は「新しいビジネス展開が欠かせない。サッカー業界で13年やってきたノウハウを最大限生かしたい」(事業開発本部)と話している。年間25万人の来場を見込んでおり、成功すれば都心部の空き地活用方法としてビジネス展開するという。
フットサルコートの利用料金はビジターの場合、1面1時間で1万〜1万4千円。5月10日から予約を受け付ける。