
旧石器時代から現代までの秦野の歴史が分かる「遺跡・遺物が語る秦野の歴史2010」が秦野市堀山下の市桜土手古墳展示館で行われている。6月27日まで。
展示されているのは、1994年に秦野駅南口の区画整理で出土した旧石器時代の石器をはじめ和同開珎、つぼ、長さ約40センチの石刀から、宝永の富士山噴火(1707年)の火山灰、軽便鉄道のレールの一部や第2次大戦中の鉄かぶと、慰問袋まで約180点。
同館では、小学校6年生が授業で学ぶ日本の歴史に合わせ過去3回、縄文時代から室町時代までの特別展を実施してきた。今回は市内の遺跡からの出土品や近現代までの資料を展示、約2万年にわたる秦野の歴史が分かるようになっている。
また、同館が1990年にオープンしたことから、開館20周年記念として「写真でみる秦野1990」と題したパネル展も行われている。市史編さん室が発行した写真集から「大雪に見舞われた市街地」「東小学校の木造校舎」「秦野の映画館」など当時を振り返る30点が展示されている。11月28日まで。
午前9時〜午後5時。入場無料。問い合わせは同館電話0463(87)5542。