
茅ケ崎市甘沼の成就院の境内に植えられた、通称・ナンジャモンジャの花が満開になった。四つに裂けた白く清楚(せいそ)な花が無数に咲き乱れ、地元住民らの目を楽しませている。
ナンジャモンジャはモクセイ科の落葉高木で、和名は「ヒトツバタゴ」。見慣れない木から「ナンジャモンジャ」との呼び名で親しまれているという。同院には2003年、元東大総長の故・茅誠司さんの居宅から移植され、高さ約10メートルにまで成長したという。
今年は4月に寒い日が続き、例年より遅く開花。現在は白い花が綿帽子のように新緑を覆い、木の上に雪が降り積もったような美しい姿を見せている。今週末まで楽しめるという。
同院へはJR茅ケ崎駅北口のバス停1番乗り場から「文教大学」行きに乗り「甘沼」下車、徒歩約5分。駐車場も完備。問い合わせは同院電話0467(52)6704。