
ヤマザクラが鎌倉市の木に制定されてから35年になるのを記念した植樹が13日、鎌倉市の源氏山公園で行われた。NPO法人「鎌倉緑の会」(高柳英麿代表)などの主催で、公園内に計5本のヤマザクラを植えた。
鎌倉市では1975年に、ヤマザクラを市の木に、リンドウを市の花とした。同会は、鎌倉の緑や景観を後世まで守り伝えたいとの願いを込め、記念植樹を行うことにした。
記念植樹は20周年時に鎌倉中央公園で行われて以来。今回は、鎌倉随一の桜の名所でもある源氏山公園を舞台に選んだ。
会員約40人のほか、松尾崇市長も参加。高さ約3メートルの5年樹を、35周年記念を表す標柱とともに植えると、見守った会員からは拍手がわき起こった。
高柳代表は「(公園内の桜に)老木もだいぶ目立ってきたので、これを機にまた若い木も増やしていきたい」と話していた。