
国際航路を行き来する外航船の乗組員らが撮影した写真の展示会が、16日まで、三浦市三崎の多目的施設「うらり」で開かれている。船員有志らによる実行委員会の主催で、客船やコンテナ船、タンカーなどさまざまな船に乗る航海士や甲板手、船長らが航海中に撮影した自然や寄港地の様子を紹介している。
毎年秋に横浜市中区の山下公園で開催している船員有志らによる写真展「波濤(はとう)を越えて」に出展した世界の港町や海洋の自然など、40点の作品を展示。水平線に沈む夕日や積乱雲を破るように照らす太陽など雄大な自然、米シアトルなどの港町の風景など旅情を誘う作品を紹介している。
同実行委員会は「航海の魅力や船員文化を理解していただくとともに、自然の素晴らしさを感じて地球環境問題への関心を高めるきっかけとなれば」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午前9時から午後5時(16日は午後3時)まで。