
海洋や深海の観測研究や地球深部の探査などを行っている海洋研究開発機構(海洋機構)が22日、横須賀本部(横須賀市夏島町)の施設を一般公開した。海洋調査船「かいよう」の体験乗船など多数のイベントが行われた会場内は多くの家族連れらでにぎわった。
施設の一般公開は、海洋科学への関心を高めてもらおうと毎年開催しており、今回が37回目。今年は約5千人が来場した。
かいようの体験乗船は午前と午後の2回に分けて行われ、計380人が約1時間かけて猿島付近までの巡航を楽しんだ。1981年から2004年まで活躍した有人潜水調査船「しんかい2000」のコックピット見学会も盛況で、その姿をカメラで収める見学者も多数見られた。
このほか、深海調査研究船「かいれい」の船内公開や、深海生物写真展、無人探査機や地震計などが披露され、来場者の関心を集めていた。