
横浜市金沢区瀬戸の瀬戸神社境内で、恒例の居合道奉納演舞会が行われた。地元住民らを前に、日本居合道協会の会員や県内外の道場に通う子どもら約80人が日ごろの修練の成果を披露した。
紋付き袴姿の剣士が大きな掛け声とともに模擬刀を打ち合わせ、境内はぴんと張りつめた空気に包まれた。棒状に丸めた畳を真剣で切り落とす妙技も披露され、見物人からは感嘆の声と拍手が上がった。
けいこのためスウェーデンやフィンランドから来日中の同協会海外支部の会員14人も参加。スウェーデン支部長で、現地の少年らに居合道を教えるアグバック・マッティンさん(43)は「刀など日本の文化に興味があり、26年前に居合道を始めた。礼を重んじる居合道の”ココロ”に魅力を感じる」と話していた。