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2010年05月26日

ペリーの時計が再び時を刻む修理し動く状態で公開へ

横浜開港資料館
 日米和親条約を締結したペリーが、江戸末期に来航した静岡・下田の武士に贈った時計が29日から、横浜市中区の横浜開港資料館で公開される。これまでに動かない状態での展示はあったが、今回は古時計研究家によって修理され、動いている状態では初めて公開する。

 時計は1850年前後に米国で製造されたもので、ぜんまい式。高さ33・5センチ、幅24・5センチ。1時間おきに「ポーン」と時報が鳴る。

 時計は1854年に下田に来航したペリー艦隊から、下田奉行所の武士・山本謙兵衛に贈られた。現在の所蔵者である横浜市港北区在住の但馬惟義(これよし)さんの祖父・惟孝(これたか)さんが、1890年にこの武士から譲られたという。

 但馬さんの自宅に残る時計の来歴を記した記録などから、同館がペリー艦隊が日本に持ち込んだ時計と確認した。時計は昨年、古時計研究家によって修理され、再び動き始めたという。

 同館では「150年以上前の時計の音を聞きに来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 6月6日まで。月曜休館。入館料一般200円、小中学生100円。開港記念日の2日は入館無料。問い合わせは同館電話045(201)2100。
posted by ちーず。 at 23:03 | TrackBack(0) | 横浜市
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