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2010年05月26日

宮大工「矢内家」の歴史や匠の技を公開絵図面や道具など展示

厚木市郷土資料館
 厚木市郷土資料館(同市寿町3丁目)で、愛川町半原の宮大工「矢内家」の歴史や匠(たくみ)の技を公開する展示会「半原宮大工・矢内匠家とあつぎ〜その技と仕事〜」が開かれている。矢内家が厚木市内で手掛けた建築物の絵図面や使っていた道具など約60点で、宮大工の歴史や技術を紹介している。6月20日まで。入場無料。

 矢内家は、江戸時代から昭和まで5代続いた宮大工で、江戸城普請にも携わり、愛川町や厚木市内をはじめ県内外で活躍、神社・仏閣などの建物を残してきた。

 展示会では、厚木市内の妙傳寺祖師堂(上依知)、船喜多神社(松枝)、清水小学校(妻田西)などの絵図面のほか、14代高光(1822〜1907)が描いた「獅子図」や大工道具、技術書などを展示している。宮大工の棟りょうは図面はもちろん、絵も描けなければならなかったという。

 これら資料の多くは、半原で工務店を経営しながら矢内家を研究している鈴木光雄さんが所蔵。展示会に関連して30日午後1時半から、同資料館で鈴木さんが「矢内の技と仕事―あつぎの建物―」と題して講演する。

 また、6月13日午後1時半から、厚木市古民家岸邸で鈴木さんを講師に墨付けや鉋(かんな)削り体験が行われる。

 問い合わせは、同資料館電話046(225)2515。
posted by ちーず。 at 23:05 | TrackBack(0) | 厚木市
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