
三浦市立旭小学校(南下浦町上宮田)の6年生17人が、運動会で使う手作りの法被を完成させた。漁師町ならではの大漁旗で5年ぶりに新調した2代目の法被。29日の本番では真新しい衣装をまとい、よさこいソーラン節や組体操を演じる。
同校では5年前、各家庭から寄贈された大漁旗を使って児童たちが約60着の法被を製作した。しかし、年月がたって色あせてきたことから、自分たちで新しい法被を作ることになったという。
3月から、家庭科の時間などを活用。校内に残っていた大漁旗を使い、背中に「祝」「漁」などの文字が躍るカラフルで勇壮な法被が出来上がった。
28日には新しい法被を着て5年生と合同練習に励み最後の確認。練習を終え、鈴木丞さん(12)は「法被作りはバラバラのパーツをつなぎ合わせるのに苦労した。お客さんを感動させるような踊りや体操を披露したい」と張り切っていた。