
箱根町立郷土資料館(同町湯本)で、企画展「『運ぶ』ための民具たち」が開かれている。明治、大正時代に人力で荷物を運ぶために生まれた道具を展示する。7月4日まで。
箱根では明治時代に車道の整備が始まり、昭和中ごろに交通網が発達した。荷物の運搬を電力に頼る以前、天下の険で活躍した民具約15点が並ぶ。
竹で編んだ人を乗せる円形の座席の上に網代の屋根を掛けた「山駕籠(かご)」は、昭和10年代まで活躍した。2人一組で棒を通して担ぎ、主に大涌谷への観光客を乗せていた。
外国人客が訪れるようになった明治中ごろに登場したのが「チェア」だ。人を乗せるいすを2本の棒で支え、4〜6人で担いだ。あぐらをかく習慣のない外国人のために山駕籠が改良されたという。
午前9時〜午後4時半。高校生以上200円、小中学生100円。問い合わせは、同資料館電話0460(85)7601。