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2010年05月29日

「戦争の悲惨さ知って」横浜大空襲経験の元校長が体験談語る

横浜大空襲
 65年前の1945年5月29日。横浜市中区で横浜大空襲に見舞われた元横浜市立高校長の石原洋二さん(76)=町田市=が27日、横浜市港北区の市立大綱中学校で体験談を語った。家や塀が焼け、爆撃も続く中、祖母と叔母の手を引いて逃げた壮絶な記憶を初めて公に語ったという石原さん。被災時の自分と同年代の中学1年生約280人に「戦争の悲惨さを知ってほしい」と呼び掛けた。

 石原さんは今も空襲体験を詳細に覚えている。その日は平日で、両親は仕事、3歳上の兄は勤労動員で外出。自宅には祖母と叔母、病気療養のため疎開先から戻った11歳の石原さんの3人がおり、警報とともに庭の防空壕(ごう)に入った。

 聞いたことがないような激しい音が通り過ぎた後、外へ出てみると自宅も近隣の家も燃えていた。火の海の中を逃げるが、戦闘機が追ってくる。逃げ遅れた人が撃たれ、跳ね上がったのも見えたが、ひたすら逃げた。ようやく着いた避難先の三渓園ではやけどを負った人々が泣き叫び、食糧を求めて向かった小学校には焼死体が丸太のように並んでいたという。

 講演会は平和学習の一環で同校が企画、生徒らは石原さんの話に真剣に耳を傾けていた。植松雪乃さん(12)は「住んでいた街がなくなるほどの空襲だったと聞いて、あらためて戦争の恐ろしさが分かった」と話していた。
posted by ちーず。 at 15:59 | TrackBack(0) | 横浜市

記念艦「三笠」で日本海海戦105周年記念式典開催

記念艦三笠
 日露戦争の日本海海戦の105周年を記念した式典が27日、横須賀市稲岡町の記念艦三笠で開かれ、吉田雄人市長や海上自衛隊、在日米軍関係者ら約400人が参加した。

 三笠保存会の主催。1905年(明治38年)5月27日、日本海軍は日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃破し勝利したことから、毎年この日に開催している。

 式典では、同保存会の増田信行会長が「小国日本が大国ロシアに勝利できたのは国を守る気概や犠牲をいとわない精神があったから」などとあいさつ。また、横須賀地方総監の松岡貞義海将は「ロシアを破った日本海軍のように、海戦において勝利し祖国を守るという大目的に向かって脈々と流れる海軍精神は不滅」と祝辞の言葉を述べた。
posted by ちーず。 at 15:55 | TrackBack(0) | 横須賀市

2010年05月27日

鎌倉の名刹に「洋の美」画家の加藤さんがお堂に洋画制作

覚園寺
 鎌倉市二階堂の名刹・覚園寺(仲田昌弘住職)の千躰堂に飾る欄間絵を、鎌倉ゆかりの画家・加藤力之輔さん(65)=横浜市神奈川区=が制作した。スペインで腕を磨いた加藤さんの鮮やかな洋画が、古民家を移築したお堂の和のたたずまいに溶け込み、訪れた人を楽しませている。

 制作された絵は、縦38センチ、横160センチのもの3枚と縦38センチ、横90センチのもの8枚の計11枚。釈迦が横たわる姿を描いた涅槃図を中心に、死後の世界で人間の魂の休まる世界観を、鮮やかな色彩で表現した。

 制作のきっかけは、3年前に行われた千躰堂の建て替え。千躰堂には覚園寺所蔵の「黒地蔵尊」の分身として、「千躰地蔵尊」が祭られている。江戸時代から続く地蔵信仰で、千躰地蔵尊を家に持ち帰り願い事がかなうと福分けとして2体にして千躰堂に返すという。年々数が増え、現在652体が奉納されている。

 覚園寺では、元のお堂が手狭になったため、富山県砺波市にあった古民家を移築した。欄間が空洞だったため、親交のあった加藤さんに「この空間を飾る絵を、祈りの場にふさわしいテーマで描いてほしい」と依頼した。

 加藤さんは中学校から高校時代まで鎌倉市内に居住。1972年にスペインに渡り、画業を重ねてきた。主に群像画を中心に描き、現在は日本とスペインを行き来しながら、創作活動に励んでいる。

 今回の絵画の制作に費やした期間は2年ほど。加藤さんは「明るく強い色彩を取り入れ、空間との調和を考えて描いた。この千躰堂という場所でわたしの絵がどのように皆さんの目に映るのか、楽しんでいただけたら」としている。

 30日までは、欄間絵のお披露目を記念した加藤さんの作品展示も千躰堂で開かれている。午前10時から午後4時まで。
posted by ちーず。 at 15:10 | TrackBack(0) | 鎌倉市

昭和のスチル写真ずらり名作映画をPR

三浦市総合福祉センター
 三浦市南下浦町菊名の市総合福祉センターで、昭和20〜30年代に上映された映画の宣伝に使われたスチル写真を集めた展示会が開かれている。市社会福祉協議会の主催。

 同協議会の川崎喜正会長(70)の父・正治さんとその兄の武治さんが、市内で経営していた映画館で上映された洋画のスチル写真を集めた。川崎会長が保管していた写真のうち約200点を公開しており、小規模多機能型居宅介護事業「はつらつ」の利用者が展示作業を手伝った。

 会場には「ベン・ハー」「アラモ」「駅馬車」など名作映画のワンシーンや出演者の写真がずらり並び、訪れたお年寄りが懐かしそうに楽しんでいる。

 入場無料。平日の午前9時から午後5時まで。問い合わせは、同協議会電話046(888)7347。
posted by ちーず。 at 15:09 | TrackBack(0) | 三浦市

京急「1000形」が年度内で引退へ30日に引退イベント

京急ファインテック久里浜事業所
 白い帯の入った赤い車体で親しまれてきた京浜急行電鉄の通勤型車両「1000形」が年度内に引退する。1959年の登場以来、同社の主力車両として活躍してきたが老朽化が進んだため、2007年に投入された省エネ型の後続車両「新1000形」に道を譲る。

 京急から都営浅草線・京成線方面への乗り入れ車両として登場。78年までに京急では最多となる計356両が製造された。86年から段階的に廃車が進められており、現在は大師線(京急川崎―小島新田)での運行が主流となっている。

 30日には車両工場の京急ファインテック久里浜事業所(横須賀市)で引退イベントを開く。
posted by ちーず。 at 15:08 | TrackBack(0) | 横須賀市

2010年05月26日

日本画家の室井さんが個展女優や歌舞伎役者らの人物ありありと

南足柄市文化会館
 南足柄市在住の日本画家室井東志生さん(75)の個展が26日、同市関本の市文化会館で始まった。歌舞伎役者の坂東玉三郎さんや俳優の竹下景子さん、草刈民代さんらをモデルにした29点を展示している。

 室井さんは福島県出身。舞妓(まいこ)や女優など人物中心に描いている。「人物が面白い。舞妓は20歳前。まだ女になりきれていない少女との間の妖しさに魅力を感じる。坂東さんも男でありながら女を演じる。男と女の間の妖しさがある」と話す。

 友人が住んでいたこともあり、「水と空気がきれい」な南足柄に20年ほど前に越した。2004年、日展で内閣総理大臣賞を受賞した。

 文化会館での個展は2回目。「普段は住んでいるだけで地元とあまり交流がない。せっかくなので地元の人に作品をぜひ見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 30日まで。入場無料。問い合わせは、市教委電話0465(73)8036。
posted by ちーず。 at 23:07 | TrackBack(0) | 南足柄市

宮大工「矢内家」の歴史や匠の技を公開絵図面や道具など展示

厚木市郷土資料館
 厚木市郷土資料館(同市寿町3丁目)で、愛川町半原の宮大工「矢内家」の歴史や匠(たくみ)の技を公開する展示会「半原宮大工・矢内匠家とあつぎ〜その技と仕事〜」が開かれている。矢内家が厚木市内で手掛けた建築物の絵図面や使っていた道具など約60点で、宮大工の歴史や技術を紹介している。6月20日まで。入場無料。

 矢内家は、江戸時代から昭和まで5代続いた宮大工で、江戸城普請にも携わり、愛川町や厚木市内をはじめ県内外で活躍、神社・仏閣などの建物を残してきた。

 展示会では、厚木市内の妙傳寺祖師堂(上依知)、船喜多神社(松枝)、清水小学校(妻田西)などの絵図面のほか、14代高光(1822〜1907)が描いた「獅子図」や大工道具、技術書などを展示している。宮大工の棟りょうは図面はもちろん、絵も描けなければならなかったという。

 これら資料の多くは、半原で工務店を経営しながら矢内家を研究している鈴木光雄さんが所蔵。展示会に関連して30日午後1時半から、同資料館で鈴木さんが「矢内の技と仕事―あつぎの建物―」と題して講演する。

 また、6月13日午後1時半から、厚木市古民家岸邸で鈴木さんを講師に墨付けや鉋(かんな)削り体験が行われる。

 問い合わせは、同資料館電話046(225)2515。
posted by ちーず。 at 23:05 | TrackBack(0) | 厚木市

ペリーの時計が再び時を刻む修理し動く状態で公開へ

横浜開港資料館
 日米和親条約を締結したペリーが、江戸末期に来航した静岡・下田の武士に贈った時計が29日から、横浜市中区の横浜開港資料館で公開される。これまでに動かない状態での展示はあったが、今回は古時計研究家によって修理され、動いている状態では初めて公開する。

 時計は1850年前後に米国で製造されたもので、ぜんまい式。高さ33・5センチ、幅24・5センチ。1時間おきに「ポーン」と時報が鳴る。

 時計は1854年に下田に来航したペリー艦隊から、下田奉行所の武士・山本謙兵衛に贈られた。現在の所蔵者である横浜市港北区在住の但馬惟義(これよし)さんの祖父・惟孝(これたか)さんが、1890年にこの武士から譲られたという。

 但馬さんの自宅に残る時計の来歴を記した記録などから、同館がペリー艦隊が日本に持ち込んだ時計と確認した。時計は昨年、古時計研究家によって修理され、再び動き始めたという。

 同館では「150年以上前の時計の音を聞きに来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 6月6日まで。月曜休館。入館料一般200円、小中学生100円。開港記念日の2日は入館無料。問い合わせは同館電話045(201)2100。
posted by ちーず。 at 23:03 | TrackBack(0) | 横浜市

2010年05月25日

日本画教育の歴史を一堂に女子美術大学110周年記念し片岡球子らの作品紹介

女子美アートミュージアム
 創立以来、日本画教育に力を入れる女子美術大学。同大学の創立110周年を記念し、相模原キャンパス内女子美アートミュージアム(相模原市南区麻溝台)で、戦前までの教員・卒業生の日本画を集めた作品展が開かれている。

 1900年創立の同大学は、草創期には明治期の画壇で活躍した河鍋暁翠(きょうすい)や武村耕靄(こうあい)らが教員を務め、片岡球子や荘司福などの日本画家を輩出している。会場では、14人の29作品を紹介している。

 武村耕靄のユリの絵や片岡球子の60年ごろの風景画、卒業後に教員を務めた柿内青葉の女性画などが展示されている。河鍋暁翠の美人画の下絵や、楷書(かいしょ)・草書の書き方を指導した手本、柿内青葉の絵筆など、明治から大正期の日本画教育の一端がうかがえる展示もある。

 同ミュージアムの学芸員は「明治期から脈々と受け継がれる日本画教育の歴史を、一堂に楽しめる」と来場を呼び掛けている。

 6月6日まで。午前10時〜午後5時、火曜休館。一般300円。学生、未就学児、65歳以上、身体障害手帳を持つ人は無料。問い合わせは、女子美アートミュージアム電話042(778)6801。
posted by ちーず。 at 15:59 | TrackBack(0) | 相模原市

携帯電話の待ち受け画面に設定できる「お守り」配信スタート「縁結び」など3種類

極楽寺
 参道のアジサイで有名な成就院(鎌倉市極楽寺)公式のお守りとして、出版社「かまくら春秋社」(同市小町)は24日、携帯電話の待ち受け画面に設定できる「お守り待ち受け」の画像配信を始めた。3種の画像を用意。1回のダウンロードで525円かかる。

 同社が成就院の協力を得て考案した「新時代のお守り」。肌身離さず持ち歩く携帯電話に、お守りの効能を持たせようと試みた。仏像ブームもあり、若い人が寺院や仏像を携帯電話のカメラに収める様子からヒントを得たという。

 用意された画像は、成就院で御利益があるとされる「縁結び」「所願成就」「身代わり」の3種。いずれも本尊の「不動明王像」や境内のアジサイを収めた。24日の配信開始前には、原照雄名誉住職が境内で護摩法要を営んだ。

 配信はアジサイの咲く季節に合わせて、6月末まで。入手は「成就院 お守り」で検索を行うか、携帯サイト「遊スタイル」から。

 問い合わせは、同社電話0467(25)2864。
posted by ちーず。 at 15:57 | TrackBack(0) | 鎌倉市